フランス人のハーフでロシア人の血も混じっており、日本人の血は１／４だけ。銀髪、冷たい感じの日本人離れした超美人。５カ国語を操り、日本語でしゃべるときは男言葉。
　会社始まって以来の異例の早さで出世し、２年前から課長を務めて４課の営業成績をトップに押し上げた功労者。次の人事異動では部長への昇格も噂されている。
　性格は非常にきつく、ロボットのように冷酷。無能な人間に対しては一切容赦がない。唯士のことは心の底から無価値と信じていて、彼さえいなければ理想的な課なのにと思っている。
　普段はぴったりしたパンツスーツを着てネクタイを締めていることが多く、男装の麗人系の外見。
　仕事第一の生活を送っていたため過去の男性関係の出入りは少なく、性的な開発もされていない。

　眼鏡美人で、有能だが性格はやはりきつい。ソフィーがロボットなら彼女は女性特有のヒステリックさと陰湿さ、執念深さがある。黒髪ロングの長身で、やせ形。
　ソフィーを上司として、また同じ女性として尊敬しておりそれを公言しているが、一皮むくと内心には彼女への嫉妬や羨望が隠れている。
　彼女が課長に昇格した歳を追い越すことが目標だったが、残念ながらその目標は果たされず、今年も主任のまま。ソフィーが部長に昇格すればその後釜だろうと目されてはいるが、結局ソフィーの後塵を拝することに不満を持っている。
　性的嗜好としては露出癖があり、仕事のストレス発散に自撮写真をネットにアップしたり、ストリーキングをしたりしている。

　神崎主任のアシスタントの派遣社員。誰にでも分け隔てなく優しく接する性格で、偽善者。
　人間をランク付けして価値を判断する部分があり、その中で唯士は最低ランクに位置づけられている。売春婦の私生児で施設育ちという過去があり、豊かな生活を送ることに異様な執念を持っている。その目的を達成するためこれまで玉の輿狙いで生きてきた女。
　将来有望と目される葉山を捕まえたことで現在鼻高々だが、この縁談が破棄されることを極端に恐れるあまり、出生の秘密を唯士につけいられることになる。

　唯士のアシスタントで派遣社員。新卒１年目のクソ生意気な女。ヤンキー気質。
　背は小さく、むちむちした体系で胸と尻がでかい。髪は金髪、ピンク色のリップが特徴。
　仕事に関しては、言われたこと以外は一切やろうとせず、言葉遣いは学生のまま、残業など命じられようものなら唯士の無能を当てこするくらいは日常茶飯事。仕事が終わってなくても定時になれば帰るが、課長はそれを容認し、むしろ積極的に評価しているためさらにつけあがっている。（アシスタントを有効に使えない唯士が無能、という論法）
　ヤンキー気質から来る上の立場の人間への絶対服従のため、課の年上女性からは非常に好かれている。それをいいことに（立場が下と思っている）唯士は見下し放題で完全に馬鹿にしている。
　しかし外見とは裏腹に男性関係には初心で、処女。いつか王子様が迎えにきてくれる系夢見る少女で、ヤンキー的変な道徳観の厳しさから、結婚する相手以外とは関係を持ってはいけない、もしそうなったらお嫁に行けないと信じている。

　唯士と同期入社（高卒大卒のため年齢は違う）で、当時ほんのわずかな間だが唯士とつきあっていた。（当時の唯士は痩せており髪もあったため、見かけはそれなりだった）
　が、唯士のあまりのつまらなさに愛想を尽かし１ヶ月持たずに破局、彼女の中では黒歴史と化している。当時肉体関係はなかった（ことになっているが実際はあった。唯士にはきつく口止めしている）。
　社内一の美女の座をソフィーと争っているが、当人同士は表面上それなりに仲がよい。
　だが内心では才色兼備のソフィーに対する嫉妬が渦巻いているのは、可奈子と同様。
　社内ゴシップに強く、主人公の復讐における情報入手先になる場合もある。

　現社長の甥っ子で、現在帝王学を身につける過程にある。ドクターコース出のためまだ入社３年目。唯士とは大学時代からの知り合いだが、当時から唯士を見下して馬鹿にしていた。
　長身でイケメン、絵に描いたようなモテ男。
　性格的にはお坊ちゃん育ちで馴れ馴れしく、精神年齢が幼い。将来の地位を約束されているため取り巻きが多く、その取り巻きとともに唯士をイジメるような真似をしている。

　ロマンスグレーのナイスミドルで営業部出身。妻子あり。
　女にだらしなく愛人が２人いるが、本人はバレていないと思っている。
　葉山と違い仕事に関しては有能な男だが、やはり唯士の評価は「使えない男」で、できれば穏便に退職でもしてくれないかと考えている。

　お嬢様学校に通う森本専務の一粒種。表面上は真面目な優等生だが、実際の素行はあまりよろしくなく、裏では援助交際の常習者。