アニメ好きのオープンオタク。文芸部所属。純粋で自然体。精神年齢の幼さを感じさせる面が多い。周囲からは子供扱いを受け、時に小馬鹿にされながらも、その素直な言動から親しみや好感を持たれやすく、人間関係は良好。

  自分自身の幼さを気に入っており、甘んじてもいる。それ故に、居心地の良い現状を歪めてしまうような大きな変化や決断が苦手。

  性には人並みの関心を持つが、二次元中心。リアルの女性器や性行為に嫌悪感を抱いており、彼女の椎奈ともキスどまり。椎奈のことを大切に思っているが故に、その向き合い方に悩んでもいる。

  椎奈が香織に乗っ取られ穢されていくその姿に、言い知れない欲望の芽生えを自覚、苦悩する。

  光井俊希の彼女で、隠れオタク。明るく人当たりの良い優等生。

  言動が派手なタイプではない為入学時は目立たなかったが、その人柄と男好きのする身体つきから現在では男子にかなり人気がある。日ごろから性的な目で見られやすく、性には苦手意識アリ。

  根っこの性格は臆病で色々気にするタイプ。その心の弱さから、信頼できる存在に身も心も委ねてしまいたいという依存願望を秘めている。

  彼氏の俊希には完全に心を許しており、彼の前では遠慮のない素の自分らしい姿や嫉妬、甘えたがりの側面を見せる。

  『かおり憑き』の名で噂される悪霊。

  人形のように整った美しい容姿に加え、赤い瞳に白髪と、現実離れした不思議な存在感がある。生者に憑りつき、意のままに操る力を持つ。また、演じる・なりきる能力に非常に長けている。

  気性が激しく不安定で、些細な一言で態度を豹変させることも。

  土岐森椎奈の身体を乗っ取り、淫乱な振舞いを強制。彼女の存在をかけて、俊希とゲームを始める。

  香織の元恋人。長身のイケメン。

  強面で愛想がないように見えるが人柄は良く、誠実で気真面目。気楽に考えるのが苦手で、思い詰めやすい自責型の人間でもある。

  母親の介護の都合で故郷に戻ることになり、悪霊となった香織と再会。

  かつての恋人が今もなお現世に縛りつけられ、人を呪っている現状に責任を感じ、俊希に協力する。

  俊希のクラスメイトであり友人。文芸部の部員でもある。アニメオタクで、特に子供向けアニメは新旧ジャンル問わず網羅している。その延長で実写や演劇といった分野にも手を出している。

  気弱な性格でよくどもるが、友達思いの善人。

  かつてはいじめられっ子。御苑学園でも同様の立場になりかけたが、空気を読まない俊希の介入で回避。その一件以来、俊希に深い感謝と信頼、友情を寄せている。

  文芸部の部員。アニメやゲームの知識量が多く、俊希からはオタクとして一目置かれている。露悪的な性格で、僻みっぽい。

  俊希とは幼馴染で、小さい頃からの腐れ縁。俊希のことをどこか見下しており、一方で、彼ばかり評価され慕われることにコンプレックスを抱いている。

  椎奈のこともあわよくばと狙っていた。

  椎奈のクラスメイト。大人しく内向的。しかし、かなり自分勝手な性格。童貞ながら精力旺盛な絶倫。

  以前から椎奈に強い想いを寄せていた。
  香織に操られた椎奈に誘惑され、応じる。

  御苑学園の学生で、演劇部のエース。
  その美しい容姿と役者としての天賦の才から、将来を期待されている。

  気が強く、高飛車。自分の価値や魅力に絶対の自信がある。それが言動にも表れており、少々生意気な面も。しかし、歳頃の少女らしい可愛らしい部分も多い。親友の萌の前では素直な自分や隙だらけの姿を見せるし、恋人の陣にはベタ惚れしている。

  体育教師の吉田を嫌っており、軽蔑している。吉田からも反抗的な学生と目をつけられており、それが悲劇を招くきっかけとなる。

  香織の親友で、同じく演劇部所属。
  物腰柔らかな癒し系。香織のことを「かおりん」と呼ぶ。人見知り気味の上がり症だが、仲の良い香織相手には遠慮がない。のほほんとしているように見えて、関わった人のことはよく見ている。香織の大ファンであり尊敬もしているが、必要があれば諫めることも。

  初心ながら恋愛への憧れは強く、香織と陣のお付き合いに興味津々。妄想癖があり、二人の男女のあれこれを色々想像して盛り上がり、香織を恥ずかしがらせる一面も。

  学生時代の陣。御苑学園とは別の、近隣の学校に通っている。
  文化祭で演劇部の上演を見て、香織に一目惚れ。その日の内に告白し、恋人になる。

  真面目な堅物。少し天然なところもある。不器用で口下手ながら、香織への愛情は本物。
  それ故に、彼女への後悔と罪悪感を長年引きずることになる。

  御苑学園の体育教師で、生徒指導担当。

  女子校の男性教諭という立場ながら身なりに気を遣わず、不潔っぽい。態度が大きく、また視線もいやらしい為、学生からは嫌われている。

  自分に反抗的な香織のことを良く思っておらず、思い知らせてやりたいと考えている。