学園を大きく混乱させ、様々な事件を引き起こした催眠ゲーム。
お祭り騒ぎは終わったが、後遺症はいまも少女たちを苦しめている。
そして、あったかもしれないifの物語。
本編では語られなかった、7つのオムニバスストーリー。
「春日日向」編
催眠術によって自覚のない浮気をしてしまい、それをネタに教師に脅迫され続ける日向。催眠ゲーム終了後もその関係は続いていた。罪悪感の板挟みにあっていた彼女だが、ある日ほかの生徒に教師との関係がバレてしまい…。
「紫藤エマ」編
催眠ゲームに敗北し、塔矢と引き離され、島田の言いなりになることが決まってしまったエマ。半分自棄で「好きにすれば」と強がるが、意外なことに島田は解放を条件にしたゲームを提案してきて…。
「小野里水奈」編
事件が終わったあとも、接触した男性に恋人と同じ感情を抱いてしまう、厄介な催眠が残り続けている水奈。恋人である塔矢に悪いと思いつつ、彼女は今日も自分の心に抗えなくて…。
「若島美由紀」編
厳しい指導で恐れられている女教師、美由紀。当然、彼女を逆恨みしている学生は少なくない。催眠アプリを手に入れた一部の生徒は、彼女を学園の肉便器に貶めるべく、復讐を計画する。
「櫛田鈴」編
催眠ゲーム期間中、本命の日向に手を出せない井出武雄が目をつけたのは親友の妹、鈴だった。生意気な彼女を、せっかくだから催眠術ならではの普通ではない方法で辱めていく井出。本人も知らぬまま、彼女の身体はその快楽に染まっていく。
「菊池香央」編
水泳部を中心に活動していた、催眠ゲームの参加者、香央。本編では比較的後半まで勝ち残っていた彼女が、もし序盤に同じ水泳部の新崎将に敗北していたら――というifストーリー。
調子にのって彼女をいたぶる新崎だが、その責めは香央が普段から西木にされていたことに比べれば生ぬるいにも程があって…。
「宮守柚希」編
本編ではまったく出番のないまま、序盤のどこかで敗北していた女子。
表向きはおとなしく内向的だが、実際は妬みと欲望の塊である彼女が、もしもそのまま勝ち残っていったなら──というifストーリー。